災害と心のケア:David Lujan Romo
ちょうど東日本大震災から1ヶ月が経ちました。
“もし現場にいたら何が出来るか?被災した人の今後のケア、また援助を体験した人の今後のケアは?関西でこのような災害が起こったら?”
以上のような疑問を頭に私自身、体験こそ、まだしていませんが、この本を手にして、それなりに理解したことをまとめています。
・「異常」な事態への「正常な反応」
災害にあった後、多くの人は睡眠障害に陥る。また不安感・集中力の欠如・意欲の減退を体験する。行動面でも、神経過敏になり、少しのことで人間関係のトラブルを起こしやすくなる。
こうしたことは、ストレス反応であり、「正常な反応」である。
・ストレス反応への対処法
誰か(気持ちをうけとめてくれる人)に体験を話す。文章に書いてみる、絵に描いてみる。表現することで、体験や気持ちが整理されていく。
運動して身体をほぐす。
酒でまぎらわさない。
・子供の赤ちゃん返りには大人が十分付き合ってあげることで徐々におさまっていく。
・援助者は二次被災者とも言われる。
燃え尽きを防ぐために、「相棒をつくる」「自分の限界を知る」「ペースを守る」。自分がすべてやろうとすることは無理であることをきちんと理解する。
現場から離れているとき、「よくやった」と自分を褒めてあげる。大変なときこそ、ほっとする時間を大切にする。
被災者に腹が立ったら要注意。ストレス反応のサイン。援助者の仲間で、感情を吐き出せる相手を見つける。
援助者は自宅に戻ってから眠れなくなることがある。「崖の上からダイビングしているようなもの」うまく着地するにはコツが必要。普段やっていたことに少しずつ手をつける。リラックスや楽しみも忘れずに。
もし、耐え難い体験を過去のものにすることが出来ず、強い恐怖や無力感が現在の生活をそこなうようでしたら、援助をうけることをためらわず専門家の力を少しだけかりることも大切。
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