ある方に紹介してもらった“詩のこころを読む”という本で見つけた吉野弘さん。本当にこころに響く詩をたくさん残していらっしゃるので、ちょっと紹介。この詩を知らない人も、きっと“I was born”は子供の頃に教科書で触れたことがあるはず。読み終えた後、ピンと張り詰めているものも緩む感じ。
「素直な疑問符」
小鳥に声をかけてみた
小鳥は不思議そうに首をかしげた。
わからないから
わからないと
素直にかしげた
あれは
自然な、首のひねり
てらわない美しい疑問符のかたち。
時に
風の如く
耳もとで鳴る
意味不明な訪れに
私もまた
素直にかしぐ、小鳥の首でありたい。
No comments:
Post a Comment